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そろそろ一年になるので振り返ってみる そろそろE-3を使いはじめて一年になろうとしているわけで。
一年使ってきてようやく慣れてきた感があるので、そろそろ常時RAWのみにしようと決めた。
でもって、それにあわせて長く愛用してきたiPhotoに別れを告げることにしたのでした。

これまで、E-300 > E-410 > E-3 と移行してきたけれど、そもそも最初にE-300を使いはじめたときにも、しばらくはなかなか思い通りに撮れず、まぁそれはE-300自体の癖の強さもあったわけだけど、なんとなくその癖が理解できはじめたのが半年後ぐらいで、明確に納得ができるようになったのが一年後ぐらい。
そして、ちょうど二年経ったところで、ボディの軽さに惹かれてE-410を手にしたのだけど、やっぱり最初は戸惑うことが多く、ある程度に慣れてきたのがこれも半年後ぐらいだったかと思う。
で、その慣れてきたときに当初から持ってたE-410に対する妙な違和感がはっきりしたのでした。
「なんか違う」

コンパクトだし凝縮感もいいし色も自然。
だけど、E-300でうまく撮れた時のような感動がない。
それはハイライトの粘りの問題とか色見の差とかもあったとは思うのだけど、そのときはハッキリと説明ができないもやもやでしかなくて、その辺から漠然とE-3へと行ってしまったのだけど、E-3を使い続けているうちにそのもやもやが少しわかったような気がする。
一番違ったのはカメラを構えたときの自分の気持ちの構え方が違ったのだ。
良くも悪くもE-410はお気軽に撮れてしまう。
ファインダーをのぞくときはその見えの小ささもあり大雑把にしか見ず、ライブビューで撮るときはAFの遅れからどうしても動体ではズレがある。でも、まぁいいかと流してしまうお気軽さが常にあり、後でファイルを開いて「なんか違うなぁ」とあれこれRAWを弄ったり。まぁおかげでRAW弄りの楽しさも覚えたのだけど。。。
おそらくE-300のあの無骨なボディと癖の強いじゃじゃ馬な部分が、自然と「お気軽」には撮らせてくれないようになってたのだと思う。

そしてE-3はというと、ボディは重いしファインダーは広く見やすいしで自然と気合いは入るのだけど、一方でE-300でじゃじゃ馬であった部分は、全てがとっても優等生になっていて、そういった部分では気楽にも撮れる。
なので、気合いを入れて撮ったり、お気軽にパシャパシャ撮ったりということがどちらも自然にできてきて、そのなかで気持ちの構え方でずいぶんと違うものなんだなぁと気がついてきた。
だから、今ならE-410でもきっと昔よりも良く撮れると思うのだけど、最近はすっかりパンケーキとセットで娘のカメラになってしまっているので、その機会は全然ないのだった。

今振り返って、E-3で何が一番良かったか考えてみると、色々な機能はあるけれどやはり視野率100%なことだと思う。
これによって気づかされたことや、考えさせられたことは数多くあるし、一度E-410で悩んだ撮るということがまた楽しくなったのは、これが一番大きかったんだと思う。
当分は来ないだろうけど今後買い替えることになったら、それがオリンパスでも他社のものでも視野率100%じゃないのはパスかなと思っちゃうぐらい。

E-3の画質モードをRAWのみに切り替えながらそんなこんなを思い返してみたのでした。
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